タージマハールでサイクルリキシャと喧嘩した

      2019/10/19


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日帰りでも十分!と言われるアーグラに1泊した理由は、夕日に沈むタージマハールを観たかったからです。
朝6時にニューデリーを出発し、8時にはアーグラ到着。8:30にはホテルにチェックインした私。メインの夕日まではだいぶ時間がある為、まずは、ホテルの屋上で、タージマハールを眺めながらのんびり朝食を頂く。少し仮眠した後、11時くらいから観光を開始した。

タージマハールの入場料など

 

ホテルからタージマハルは徒歩5分くらい。タージマハールの入場券(水・靴カバー付き)を750ルピーで購入し、早速中へ。入ってすぐに、あのよくみるタージマハールがドーンとお目見えした。やっぱり近くで観ると違います。

思っていた程、観光客は多くなく例のつまむ写真を撮るスポットだけが人だかりで、他は意外と空いていて、あちこちにベンチがあり、私もひとつのベンチに座って、タージマハールを眺めていました。大きさ、豪華さは、アブダビのシェイクサイドモスクには劣りますが、ここは、当時の王様が愛する妻の為だけに、このタージマハールを建てた。という歴史を感じながら眺めるべき場所なのです。


タージマハールの警備員さんは気まぐれ過ぎる

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タージマハールの内部には、大理石製の棺が置かれており、ここには靴の上にカバーを着けて、警備員の案内に従って入らなければいけません。大声も禁止です。内部は狭く棺のみが置かれています。観光客で列をなしながら、棺の周りを歩いていたところ、警備員さんが突然声をかけてき、「天井に向かって声を発してごらん。」と言ってくるのです。「大声だしてはダメでしょ。」と返事すると、警備員さん自ら天井を見上げて「あ~っ」とか、やりだした。すると得意気な顔で「ほら、鳥の声がする」と。すると、それを観た中国人観光客。4~5人が一斉に「あ~っ」と始めた。途端に、この警備員「大声を出すな。」と。笑

この天井に向かって声を発すると何かの鳴き声に聞こえる。系は、どの観光地でもドーム状になっている建物では定番です。実際、イランでも、モロッコでもガイドがやってくれていました。

サイクルリキシャと喧嘩した

 

なるべくユックリユックリ観光していたのですが、タージマハールだけでは1時間ももちません。時間を持て余した私は、サイクルリキシャをチャーターして近くのアーグラー城塞までに行くことにしました。

タージマハールの各門の外には大量のリキシャがとまっており、門を一歩ですろ、客引きがどんどん押し寄せてきます。実際、アーグラ城塞まで歩くこともできるのですが、物価が安いインドでケチってもたかがしれている為、雰囲気のあるサイクルリキシャにしてみました。アーグラ城塞までの往復と、ホテルまで、80Rsで交渉成立。

進みだしたところ、運転手が、少し遠いけど、「Mehtab bagh」は良いところで、川を挟んでタージマハールを裏から観ることができる写真スポットだから、行ったほうが良い。という。アーグラーは、タージマハールだけで良いと思っていた私には、どちらでも良かったが、「Mehtab bagh」とホテルまでの往復で200Rsというので、行くことに。

まずは、アーグラー城塞から。特に感動もなく、良いという「Mehtab bagh」へ。途中、不要なバザールを通り、サリーはいらないか?ストールはいらないか?ホテルを変えたほうが良いのでは?お勧めのレストランに連れていこうか?と色々いってきます。「サリーも持っている。ストールもある。ホテルも1泊でお金はらった。今はお腹いっぱい。」と断る。暫く走って、順調に目的地に着こうとしていたところ、片道200Rsだから、往復400Rsね、と言ってくる。「最初200Rsって言ったから、ここまで来たのに。」と返すと、「片道200Rsって言ったよ。ホテルに着いたら400Rs払ってね。」と言ってくる。だいぶこの運転手との会話に疲れてきていた私は怒ったフリをすることに。

私:約束が違う。嘘をついたの?

運転手:嘘はついてない。片道200Rsといった。(運転手も切れ気味で大声を出してきた)

私;分かった。裏タージマハールは観なくて良いからホテルに引き返して。(私も更に大声)

運転手:ホテルに戻ったら400Rsね。

私:お金は200Rsしか払わない。ここで降ろすなら1Rsも払わない。あなたみたいな嘘つきのリキシャに乗らなきゃ良かった。

運転手:冗談だよ~。分かってるよ。ホテルまで200Rsだね。
と、途端にヘラヘラ笑いだした。

運転手お勧めの「Mehtab bagh」

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確かに写真スポットのようで、カメラをもった観光客がパラパラいました。川を挟んで裏タージマハールをしっかり観ることができます。日帰りでも十分この場所まで来れます。さらに行ったところにベイビータージもありますよ。

サイクルリキシャに乗ってみて

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結果、運転手の善し悪しは別として、サイクルリキシャは、お勧めしません。インドは道が悪く、ちょくちょく軽い坂道があるのですが、サイクルリキシャは人力の為、スピードが全くでません。坂道なんて、運転手が降りて手押しです。いくら時間があるとはいえ、遅いです。私は一人で乗っていたからマシですが、これで二人で乗っていたら大変だったと思います。ちなみに、私を載せてくれた運転手、帰り際の会話で19歳で子供1人いることが判明。400Rs払えば良かったかな。とか、いや最初から400Rsで交渉成立してたら払ってたし。なんて、少し考えたりもしたが、夕飯のほうれん草&チーズカレーを食べている内に忘れることに。

そう、この日は曇っていて、夕日に沈むタージマハールは観れずに終わったのでした。

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