ネット依存症の私が、9日間「完全オフライン」をしてみた。

      2019/10/19


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携帯を持ち始めインターネットの虜になったのも10年前。

朝起きてメールをチェックしたり、電車の中でもスマートフォンでインターネットをつなぎ、仕事に付きインターネット使い、仕事を終われば家でネットサーフィン。

一日の生活で起きてる時間のほとんどをインターネットに依存している。

そんなネット依存症の私が、9日間完全オフライン生活を送った日々を書き留めてみる。 

完全オフラインになるためキューバに行く

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今日の日本では3Gが届かない場所は存在しないに等しい。

ではまず、3G回線が届かない海外に行く事を進める。

次にwifiだ。一番手っ取り早い方法は、インターネットが通じない国に行く事。

インターネットが一般市民に解放されてないのはキューバと北朝鮮だ。

北朝鮮は日本からは近いが入国に何かと条件があり不便。

キューバはビザもすぐに発行される。

日本からは距離があるが、カナダ経由で行けば20時間以内で行く事ができる。


完全オフライン1日目

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キューバに到着し、宿泊してる場所からハバナのメインスポットオビスポ通りの場所を確認したいので、早速パソコンを開く。

google mapを使おうとするがネットが通じない事に気付く。

ひょっとしたらwifiが通じるのではないかと思い、ネットワークを開いてみたが一つもない。

本当にネットが使えない事を思い知らされた。

完全オフライン2日目

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朝起きてパソコンを開く。

いつもの癖でfacebookとgmail、日経平均を開こうとクロームを起動しようとするも、ネットが通じない。

ネットが通じないとパソコンをした気にならず、意味もなく朝からパソコンで本を読んでみたりもする。

完全オフライン3日目

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高級ホテルにすごい行列を発見。

なんだろーと覗くと、インターネットスペースがある事がわかった。

ただしwifiではなくダイヤルアップ。置いてるパソコンも数台。

料金も1時間10ドル(1000円)と高額。

ダイヤルアップをするために大金を払い、行列に並びダイヤルアップをするか迷ったが、列に並ぶのが面倒になりホテルを後にする。

今考えると、行列ではなかったらダイヤルアップであってもインターネットをしていただろう。

観光に戻り、株価を知りたい!facebookでキューバでの出来事をUPしたい!Gmailを確認したい!とモヤモヤした気分になる

完全オフライン4〜6日

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首都ハバナから世界遺産の街「トリニーダ」に移動。

キューバ人家族宅にホームステイし、規則正しい生活を送る事により、パソコンを開かなくなった。

またインターネットの事を忘れてしまう。

インターネットが使えないとわかると、知りたい事があると人に聞く事が多くなる。

聞く事が多くなると会話が増える。

会話が増えると人間関係が密接になる。

人間関係が密接になるとよく笑うようになる。

そんな一昔前は当たり前だった事が意外な発見とも思う様になる。

完全オフライン7〜9日

一週間が経過するとパソコンを開かなくなる。

もはやインターネットなくても何の違和感もない。

むしろインターネットが使えない事が幸福なんじゃないかとも考える様になった。

ネット中毒者の私には信じられない価値観の大きく変わる出来事でもあった。

結論

インターネットがないと確かに不便だ。ただしインターネットがなくても対して生活に支障はない。

SNSやメールがないなら会って話せば良い。

ニュースを見れなければラジオで聞けば良い。

ネットショッピングができなくても、買い物にでかければ良い。

情報を得たければ知ってる人に聞けば良い。

行き先を知りたければ地図を見れば良い。

一昔前だったら当たり前の事が今ではインターネットで全て解決してしまう。

結論、何が正解かわからないが、9日間で私は人間らしい生活を思い出す事ができた。


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