東京のシェアハウスに5年間住んでみた(まとめ)
2019/04/07
学生時代2年間、社会人の3年間、私は東京のシェアハウスで生活していました。
私が住んでいる時、今に比べシェアハウスの認知度は低く、多くの友人が「なんでお金払って共同生活をする」のかと好奇の目にさらされてました。
嫌な事も楽しい事も沢山あったシェアハウス生活。
今回は5年間住んで感じたシェアハウス生活をまとめたいと思います。
Contents
筆者について(夫が経験)
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池袋近辺の男女40名ほどの大型シェアハウスに5年間(学生2年間、社会人3年間)在住経験あり。
学生がシェアハウスに住むメリット
一番大きなメリットは社会人と知り合える事です。
社会人ばっかりで学生が入ると居心地が悪いんじゃないかと思われますが、全くそんな事はありません。
プライベートでは社会人だって本当は学生ノリ求めてるんです。むしろ率先して学生ノリを発揮し、より社会人と親密になる事をすすめます。
学生時代はバイトに社会人がいても結局は同世代としか固まらない傾向があります。
また学校に行けば社会人と知り合う機会なんてもちろんない。
いろんな職業の人が居る事により、より価値観を高める良いチャンスです。
バイトとは違う本当の意味での働く大変さ教えてもらえたのもシェアハウスの醍醐味でした。
また就職活動の際は、企業の事やエントリーシートの書き方、面接の方法など、社会人からの目線で教えてもらえて非常に助かりました。
社会人がシェアハウスに住むメリット
会社に勤めると1週間のほとんどが会社と家の往復になります。
一人暮らしだとつらい事があっても愚痴る相手がいないため結局スマホと睨めっこ。
そういう時、シェアハウスだと誰かしらとご飯を食べれるメリットがあります。会社での出来事や愚痴を話す事により良い気分転換にもなりました。
また、金曜日に仕事が遅くなって帰宅しても共有スペースで誰かしらと飲んでいるので、会話には困りません。「おそいよ〜!待ってたよ〜!飲むぞ!」と迎え入れてくれるだけで幸せでした。
更には気が合う仲間もたくさんできて週末一緒にお出かけもたくさんしました。集合は玄関で待ち合わせが非常に楽だった事を今でも覚えてます。
旅行、ハイキング、BBQなど数えきれない程、充実した週末を過ごせました。
長く住めるシェアハウスの条件
掃除業者が掃除をしてくれる
まず、清潔である事。汚いシェアハウスだと長く住みたいと思わない。
そして、一番重要なのが掃除です。
安いシェアハウスだと掃除が当番制になっていたりします。 これは本当にお勧めしません。
なぜかと言うと1人がサボりだすと連鎖的に皆サボりだすからです。結局、面倒見の良い人間が最終的に全部する事になります。
男女一緒に住んでいるシェアハウス
男子禁制、女子禁制のシェアハウスも多いが、これはおすすめしません。
特に女性のみのシェアハウスにありがちなのはカースト制度。長く住んでいる事により、お局と呼ばれる人間のご機嫌をとらなくていけなくてり、帰宅しても自室も籠る生活になります。
男性のみのシェアハウスはとにかく汚く臭いです。汚いと個室も籠ります 。
男子女子が一緒に住むと、どちらも多少は気を使います。また、同性のみのシェアハウスよりも男女一緒のハウスの方が、飲み会が多いと聞きます。
大人数
住んでる人間が少ないと、正直メンツに飽きてしまいます。10人以上住んでいると多少の入れ替わりもあり、新しい人間が来るとフレッシュな気分にも慣れるます。
格安のシェアハウスはおススメしません
これはシェアハウスを運営している人に聞いたのだが、ドミトリー(相部屋)が多い家賃が低いシェアハウスと、共有スペースが充実している家賃の高いシェアハウスだと、安い家の方が圧倒的にトラブルが多いらしいです。
逆に家賃の高い家ではほとんどトラブルが起きないとの事。なぜかはご想像にお任せします。
シェアハウスの恋愛事情
よくある噂について
「シェアハウスって恋とかできるの?」
「やっぱりシェアハウスであ~いう事って起きたりするの?」
それらの質問をよく聞かれますが、正直あります。年頃の男女が一緒に住んでるわけです。ないわけがありません。
酔った勢いでやる男女もいれば、真剣に交際するカップル。はたまた、シェアハウスで出会った事がきっかけで結婚した夫婦もいました。
シェアハウスでの婚活メリット
私が見る限り、シェアハウスで恋人を探すメリットは多いと思います。それはお互いの生活環境がわかるからです。
合コンやパーティーなど華やかな場所で出会うと、どうしても見栄を張ってしまいます。見栄を張っても長続きはしません。
シェアハウスだと普通にジャージとスッピンが当たり前です。付き合う前から素の状態を見ているのです。見栄を張る必要もありません。
結論として、シェアハウスで知り合ったカップルは結構長続きしてる人が多いです。
変な人とかいない?
いるに決まってます。高校1クラス30人もいれば変人が1人くらいいますよね。
それと同じです。僕が5年間住んだ中で、男女合わせて5人くらいはいました。
彼らに共通する事は全て「すぐに人のせいにする。反省しない、世間への文句、誰かの悪口」です。
そんな人間は、シェアハウスでも一般社会でも通用しません。
逆に面倒見のいい人や盛り上げ上手な人間の周りには常に輪が出来、楽しい時間を過ごせます。
地方出身者って多い?
8割が地方出身者になります。
2割の人は関東なんだと思いますが、東京といっても通勤通学のしにくい八王子や奥多摩方面、神奈川だと厚木や箱根、千葉だと東金や八街、埼玉は秩父など、言い方を変えれば2割の人は関東の地方出身者がほとんどでした。
意外に多かったのが内見をせずに電話やメールで決められる方が多かった事です。
また、とりあえず東京に住んでから職を決める人も多くいました。
シェアハウスに住んでると節約できますか?
シェアハウスに住んでいると節約になるかと聞かれますが、私は節約になると思います。
特にお酒代。シェアハウスに住んでから外で飲む機会がグッと減りました。
その理由は週末などに外で飲まなくてもシェアハウスで気の合う仲間と飲めるからです。
土日の夜なんかは家でご飯を作っていると誰かしらとリビングで会い、自然と飲み会が始まります。外で飲んでる人も順々と帰宅し、気がつけば大人数で飲む事も機会がたくさんありました。
気が合う仲間が多い時期は毎日飲み会、週末パーティーとシェアハウスにいる時間がとても楽しかったです。
筆者オススメのシェアハウス滞在に便利なグッズ ベスト3
小型炊飯器
そこで私は小型の炊飯器を部屋に常備してました。シェアハウスに住んでいると共有の炊飯器があるのですが、大人数で使うとなると意外と不便でしかたありません。
これなら部屋で炊けて、リビングで食事をし、余った分は保温するか冷凍し別の日に食べる事ができます。
シェアハウス歴が長い人ほど持ってる人は多かったです。おすすめなのは上に紹介している炊飯器。
15分で炊ける優れもの。帰宅し、ご飯を用意している間に着替えたり顔を洗ったり、はたまたシャワーを浴びたらすぐに炊けてました。
洗濯折りたたみハンガー
10連スライド式ハンガー F-13 |
これもシェアハウス歴の長い人ほど持っている率が高かったです。
ミニ冷蔵庫
これもシェアハウス歴の長い人ほど持っている率が高かったです。
やっぱり共有に冷蔵庫だといちいち部屋の外に出るのが面倒。シェアハウス歴が長い人ほど部屋にミニ冷蔵庫を持ってる人が多かったです。
結論(まとめ)
5年間のシェアハウス生活を過ごし、嫌な事もたくさんありましたが、やっぱりそれ以上に楽しい思い出がたくさんあります。
仕事でつらかった時期も、家に帰れば「おかえり〜、飲もうよ!」と言ってくれるメンバーがいたから、耐えられたんじゃないかと思います。
大人になればなるほど、友達が出来にくいと言いますが、シェアハウスに住んでる限りそんな事は感じませんでした。
もちろん人間性もよりますが、自分から積極的に関わる行動力さえあれば、より楽しいシェアハウス生活をおくれます。
シェアハウスに住んでみたと思う人が、これを読んでくれた事をきっかけに住んでくれたら幸いです。