リーガ・エスパニョーラの開幕戦をグラナダで観戦してきた
2019/10/19
旅行の楽しみ方は人それぞれあると思いますが、海外旅行でご当地チームを応援するのも旅行の楽しみの1つ。
今回はスペインのグラナダでリーガ・エスパニョーラの開幕戦【グラナダ VS セビージャFC】を観戦してきた。
グラナダFCについて
地元民にグラナダFCについて聞いてみた。
「弱い。」「とにかく弱い。」「お金がないから弱い。」「地方クラブだから弱い。」と、とにかく弱い自慢...
それも仕方ない。
35年ぶりに2011年に1部に昇格し、昇格1年目はギリギリ17位。
僅差で1部に残れたらしく、1部に残れた事が決まった日は街中大騒ぎで、1部に上がった時よりも盛り上がったらしい。
とは言ってもそこは『世界のリーガ・エスパニョーラ』。
ビッグリーグでプレーするのは日本人からすれば夢の夢です。
いつかグラナダでプレーする日本人が現れたら嬉しいな。
一番の人気選手は「主将マヌエル・ルセナ」地元グラナダ生まれグラナダ育ち。
2部時代からグラナダを支えてきた「ミスター•グラナダ」。
とにかく地元民から熱い信頼を得てるらしい。
対戦相手のセビージャ。
毎年、5位に入る強豪クラブ。
特にサポーターが熱い事で有名で数々の問題を起こしてきたらしい。
リーグと置き換えると、う〜ん、「京都vs浦和」ってイメージでしょうか。
チケットを購入してみた
街のインフォでどこでチケットを売ってるか聞いたんだけど、ネットかスタジアムと言われ、ネットで購入しようと思ったらスペインで作ったクレジットカードがないと買えないとの事だったので、下見がてらスタジアムまで行ってみた。
グラナダの中心部から南に4km。
歩いて行けそうな雰囲気はあるが市バスで行けるとの情報をキャッチ。
1.2ユーロを払い市バスに乗り、スタジアムで降りる。
スタジアム周辺は人気がなく治安が悪い雰囲気ムンムン。試合のない日に女性1人で行くのはオススメしません。
スタジアムに併設されたチケット売り場でトライ。「明日、安い、チケット、下さい!」と言うと英語が通じるお姉さん。
「安いチケットはエキサイティングシートだけど、あなたたち大丈夫?」大丈夫の意味がわからず、「エキサイティングで一番安い?サイコー!」という感じでチケットを購入しました。
一番安いエキサイティングなシートは1枚35ユーロ。
バルセロナやマドリードだと100ユーロくらいするって話だったので、35ユーロなんてお得ってウキウキです。
お酒の持ち込みは禁止
グラナダではお酒の持ち込みは駄目でした。
サポーターの皆さん、入場前に外でガッツリ飲んでます。
そして安い席だったらでしょうか?とにかくマリファナくさい。
観戦してる間は所構わずマリファナの匂いが充満してます。
1番安いエキサイティングシートは1番危険だった
チケットに記載されたシートに行ってみると、別の人がいた。聞いてみると、「このエリアは皆立つから、有る意味自由席。むしろ立ってないと殺されるよ」
殺されるって...
一応試合前、人が少ないので座ってると「座るならあっちに行け!」って言われます。
ルール:エキサイティングシートで座るな。行った事はないですがJリーグも一緒だと思います。
サポーターが集まってくると、待ちに待った開幕戦だからでしょうか、皆テンションマックス!リーダーのコールと共にコール&ダンス。
最初はサポーターシャツを着てる人も10分もすると皆半裸です。サポーターシャツをよく見ると「グラナダ フーリガン」の文字が...
え!?こいつら本場のフーリガンなの!だとしたら、本気で応援しないと殺される...そんな訳で応援必死です。
ただ慣れてくると楽しい。ゴールが決まると皆でハイタッチです。
必死で応援してると、「このシャツをきろ!」「マフラーはこうまわすんだ!」など色々教えてくれます。
しまいにはリーダーから「日本人応援ありがとう!」コールをしてもらいました。
肝心の試合結果は1対1でしたが、結論として一番安く、一番盛り上がるエキサイティングシート(ゴール裏)は最高に楽しいです!