イランを旅してわかった、イランの真実
2019/10/19
イランといえば「悪の枢軸」「偽造テレカ」「核開発」など最悪なイメージしかありません。僕も旅行をするまで、イラン人はアメリカ人を皆殺しにするイメージがありました。
イラン人に一番聞かれる質問があります。「イランを旅する前と来た後のイメージはどう違う?」これってすごく寂しい。自分たちが他国では、とてつもなく凶悪なイメージがあると、彼らは理解してるからです。
今回は、そんなイラン人にぶっちゃげ自国の政治や宗教心について聞いてみました。
Contents
1.ホメイニーは好き?
まじ大嫌い!多分国民の90%が嫌いだよ。ホメイニーって簡単には口に出せないから、みんなヒゲおじさんって呼んでるの。
本当はスカーフとかもしたくなしいし、もっとオシャレしたい。(女性20代)
2.じゃあオシャレってどうしてるの?
本当はスカーフは髪の毛を覆わなくてはいけないんだけど、誰もそんな事してないよ。
頭の上にお団子つくって、そこに乗せてるだけ。前髪やメイクで勝負してるの。
服だって欧米人のようにミニスカートやホットパンツを履きたいけど、さすがにこれは無理かも。
ロングスカートでさえ禁止だからね。町中に検査官(おばさんが多い)がいて、皆一回は警察署で説教されてるよ。
これが大体3〜5時間。でも説教は誰もが通る大人の階段ってやつかな。(20代女性)
3.異性と結婚前に2人でデートするのって禁じられてるけど、正直どうしてるの?
普通に付き合ってるよ。だって、好きなんだもん。仕方ないじゃん。
でも2人おおっぴらに手をつないだりするのは検査官がいて面倒だから、グループデートが多いかな。
欧米文化のように、男子は町中でナンパしてるよ。(20代女性)
4.政治についてどう思ってる?
本当、イランの政治は狂ってる!! 馬鹿な政治家のせいで国民が負担をしてるのを知ってるくせに、今更変えられるかって見栄を張ってるだけ。
お父さんやお母さんが言ってるのは、親米国イラン(1970年代)の頃は本当に良かったってよく言ってる(30代男性)
5.ぶっちゃげアメリカン人が旅行に来たらどうする?
ビッグウェルカム!誰よりも歓迎したい!一緒に酒飲んで、ジャスティンビーバーを歌いたいね。
あ、バドワイザー飲んでみたい。(20代男性)
6.こないだ酔っぱらってフラフラのイラン人が警察署の前を歩いていたんだけど、警察官が笑って見てみぬフリしての。イランってお酒買えるの?
おおっぴらに酒屋はないけど、でも電話一本でなんでも帰るよ。警察官が見てみぬふり?そりゃ警察官も飲んでるから仕方ない。
でもアメリカ人みたいなTHE PARTYみたいな事をしたら警察官にお世話になっちゃうかな。
家で大騒ぎをしない程度に飲んでるよ。(20代男性)
7. 日本といえば?
おしん!!おしんちゃん大好き!おしんが放送されていた時、イランはイラクと戦争をしていて、本当に国が貧しかったの。
皆本当に大変だったわ。でもおしんちゃんに比べたら、全然たいした事はないよ。
おしんちゃんが頑張ってるから私たちも頑張れたわ。
最近の若い子たちは韓国のドラマが流行ってるけど、私たちはおしん世代よ。(50代女性)
8. イランに来てびっくりしたのは、ネット規制があるのに皆facebookをしてるところ。
これ旅行者は皆ビックリしてるね。イランで純粋にネットを繋いでる人なんて99%いないよ。
皆バイパーを使い、他国のサーバーからアクセスしてるの。
正直youtubeとかの動画は重くてみるのに苦労するけど、facebookはアクセス楽だよ。
イラン政府もこればっかりは見てみぬフリ(20代男性)
まとめ
最後に、イランはどこに行っても皆親切。これはロケットニュースにも書きましたが、イラン人の半分は優しさでできってるって本当の話です。
イランって危ない国。それは外国人の方が日本はまだ侍がいると言うのと同じ位のレベルのお話のかも。こんな読みにくい文章でしたが、是非行って体感してほしいな。